大和心には、人生を四季の移ろいに重ねる思いがあります。
四季にはそれぞれに美しさ、強さ、気高さ、柔らかさ、ぬくもり、輝き、厳しさなどがあります。
霊魂は、神道では一霊四魂と言って、霊は「直霊(なおひ)」、魂は「和魂、荒魂、幸魂、奇魂」の4つがあるとされています。この四魂を四季に当てはめると、幸魂(さちたま)=春、荒魂(あらみたま)=夏、和魂(にぎみたま)=秋、奇魂(くしみたま)=冬となります。
これは四季に神性さ(神の生成化育の働き)を感じていたことからの発想でしょう。
緑色の輝きを持つ幸魂は春を象徴し、別名を愛魂といい「愛」の働きがあります。
人生でいえば若い頃に多くの人と交わり、知識のみならず人間としての生き方や慈愛を学ぶ時期です。
赤色の輝きを持つ荒魂は夏を象徴し、別名を勇魂といい「勇」の働きがあります。
人生でいえば成年期にあたり、仕事や学問等に精力的に取組む活動的な時期になります。
黄色の輝きを持つ和魂は秋を象徴し、別名を親魂といい「親」の働きがあります。
人生でいえば壮年期にあたり、周囲や家族に手厚い加護と安定を与える円熟期にあたります。
青紫色の輝きを持つ奇魂は冬を象徴し、別名を智魂といい「智」の働きがあります。
人生でいえば熟年期にあたり、これまでに学んだ様々な事柄を整理し、さらに高めてゆく時期になります。
若い時には若い時にやるべきことを、そして老いた時は老いた時にこそできることをしたいと思います。
