形だけの品性は、厚化粧のようなものです。
品性・品格は通常、礼儀、態度、言動、行動、節度、人徳、気高さなどが物差しとされるようですが、私はそれらがその人の本性からくるものかどうかが大事だと思います。孔子も「巧言令色少なし仁」と言っていますし。
生きている間に或いは死んでから、神に救ってもらえるように、戒律などを守り善行を行うというのもいいですが、それでは御利益や見返りを期待した善行のような気がします。(ただ理由は別にして、その善行自体には価値があると思いますが)
大和心の品格とは、自分の一霊四魂の輝きそのものであり、その輝きを自ら意識せずに自然にまとった姿だと思います。そして自分の一霊四魂に恥じない生き方、その輝きを損なわない生き方、それが無意識で全うされる事を理想とし、神と取引することなく、また一切の見返りを求めない、その純粋な歩みを「惟神の道」と呼んでいるのです。
私は、上皇陛下や天皇陛下の大御心にその姿を感じます。

こちらは古代、天皇が神事を行ったところです。暗闇と静寂の中、祝詞奏上等もなく執り行われたと記紀に書かれています。古神道の祭祀には本来、立派な社殿もなにも必要無いのです。たとえ天皇御本人が行うときでさえも。