
大和國一之宮の大神神社は、三輪山が御神体なので本殿はありません。
神社の説明では、日本書紀の記述に従って、大国主大神の奇魂と幸霊が奉斎されているとしています。しかしながら古事記では、幸魂奇魂とは特定されていません。
大和の国とは、大いなる和、つまり和魂の国という意味ですが、古代大和の中心に位置していた大神神社のご祭神については、もう一つ有力な説があります。
大神神社の本家である出雲大社の「出雲国造神賀詞」では、御祭神を大穴持命こと大国主神の和魂と明記しています。
私は日本書紀よりも、どう考えても出雲国造が新任に際して、天皇に対して奏上する出雲国造神賀詞の記述の方が正しいと思います。
大神神社は、古事記や日本書紀にも登場する由緒正しき神社ですが、神気の強さも相当なもので、何度訪れても感激する素晴らしい神社です。
この神社は、災害や疫病から国土や人々を守る御神徳があります。崇神天皇の時にここで祭祀を行うことで蔓延していた疫病が収まったとされています。上皇陛下も東日本大震災の後で、大神神社を御親拝されておられます。
そして、歩いてすぐ近くに檜原神社があります。こちらはさすがに元伊勢だけに、特別な神気を感じさせる聖地です。
本殿や拝殿など、神社によく見られるような建物は何一つありません。現在は、三輪山を御神体として鳥居だけが立てられています。
両社ともに、まさに神道の原点とも言える神社です。
三輪明神 大神神社 (おおみわじんじゃ) 奈良県桜井市、大和国一之宮 三輪明神 大神神社(おおみわじんじゃ)は、本殿は設けずに三ツ鳥居を通し三輪山を拝するという原初の神祀りの様を伝える我が国最古の神社のひとつです。

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