数霊(かずたま)とは、しばしば言霊と対で語られる言葉です。
しかしその真実はほとんど知られていません。その代表的な実例として、天の数歌(あまのかずうた)というものがあり、神代の昔より伝えられてきたとされています。そして現在に至るまで、天地万物の霊力に働きかける呪文として神事や祭祀の際にしばしば唱えられています。
それは「ヒト・フタ・ミ・ヨ・イツ・ムユ・ナナ・ヤ・ココノタリ」という和語数詞であらわされます。
ちなみに「イチ、ニ、サン~」というのは中国から持ち込まれ日本語化した漢語の数詞です。
この天の数歌は、石上神宮の鎮魂祭(毎年の新嘗祭前夜に行われる天皇の霊力を高めるための神事)でも用いられており、特別な呪文とされています。

「一ニ三四五六七八九十(ひと、ふた、み、よ、いつ、むゆ、なな、や、ここの、たり)、ふるべゆらゆらとふるべ」
これは物部氏の祖神・ニギハヤヒ命が十種神宝を授けられて天降られた時に「痛むところがあれば、一ニ三四五六七八九十、と唱えつつ振るえば、死人も生き返るであろう」と伝授された呪文であり、それがろうそくが消された闇の中で、宮司によって厳かに唱えられます。
ではこの和語数詞には、どのような意味があるのでしょうか。それは単なる数霊術のようなレベルの話ではありません。天地開闢に遡る壮大な宇宙論が暗示されているのです。
石上神宮[いそのかみじんぐう]公式サイト|奈良県天理市石上神宮は、奈良県天理市にある日本最古の神社の一つです。境内やご祭神、宝物、祭典など詳しく紹介しています。

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