神器を引き継ぐ剣璽等承継の儀は、天皇の即位に不可欠なものとして古来より重要な意味を持っています。
この剣璽ですが、ともに古くから三種の神器として祀られてきたものです。剣璽の「剣」は「草薙剣」(別名・天叢雲剣)、「璽」は八尺瓊勾玉を指し、剣璽等の「等」は天皇の国事行為に使われる「天皇御璽」と「大日本国璽」の印二つを指します。(神器は国璽等よりも大事にされています!)
この三種の神器の一つ「草薙剣」は、古事記では「草那藝剣」や「草那藝之大刀」と表記される神器ですが、熱田神宮の御神体と、天皇皇后両陛下の寝室の隣にある剣璽の間に置かれた形代の2つがあります。
剣を神霊化する考え方は、古くは鏡と同様に中国の後漢の時代に遡ります。日本でも弥生時代前期の遺跡などから、副葬品として発掘されています。これらは主に呪術的な要素を持たされて副葬されたものです。また記紀において、有名なものとして「草薙剣」「十拳剣」「布都御魂剣・韴霊剣」などの神剣があります。