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大和心

第80回 月と地球-3

著者:小山一夫 / 公開日:2022-05-23

掲載準備版・未公開。公開日は元ブログの投稿日です。

この国造りの最初の段階では「大穴牟遅與少名毘古那。二柱神相並。作堅此國」とあるように、大穴牟遅神と少名毘古那神が登場します。

大穴牟遅神のアは、50種類の霊的元素、ナは大地、チは霊を意味します。

つまり大穴牟遅神とは「豊かな霊的元素に満ちた大地の働き」の意になります。

それに対して少名毘古那神は、スは元、クは奇霊(くしび)、ナは大地、ビは強い霊、コはこもる、となり「神聖で強い霊のこもった大地の働き」を意味します。

この神は月の主宰神ですが、この段階では月の形成に関わるテイアに相当します。

テイアとは、太陽系の仮説上の原始惑星(火星サイズ)であり、およそ45億年前に原始地球に衝突したとされ、それにより現在の地球と月が誕生したと考えられています。(別名オルフェウス)

つまり現在の地球と月の成立には、このテイアが不可欠だったというわけです。

テイアと地球の衝突、そして月の誕生によって、地球の環境は激変します。

もしも月がなければ、陸には人類は元より生物は殆どいなかったでしょう。

大きな衛星を持たない星は、自転軸が不安定です。月がなければ地球の自転軸も0~90度の間で大きく揺れ動くことになります。

それにより気候は激しく変化し、生物の進化も妨げられて、文明を持つ知的生命体など生まれなくなります。

しかし地球は幸いに月の引力によって地軸が安定し、そのお陰で陸にも海にも生命があふれています。