
こちらは出雲大社本殿近くの大国主神の像です。
一体何に向かって礼を尽くしているかと言うと、、、

大国主神ご自身の「奇魂、幸霊」です。
日本書紀には、次のようにあります。
「時に神しき光海に照して、忽然に浮かび来る者有り」
「大己貴神問いて曰はく、『しからば汝は是誰ぞ』とのたまふ。
対へて曰はく、『吾は是汝が幸魂奇魂なり。』といふ。
大己貴神の曰はく、『唯然なり。廼ち知りぬ。汝は是吾が幸魂奇魂なり』」。
古事記では、幸魂奇魂とは特定されていませんが。

そして、いよいよ本殿へ。
「出雲大社「平成の大遷宮」は、平成20年4月より28年3月までを第1期とし、御本殿をはじめ境内境外の御社殿の御修造遷宮をお仕えし、大国主大神様をはじめ大神様と由縁深き神々は麗しく蘇ったお住居へとお鎮まりになりました。」
遷宮といえば伊勢神宮が有名ですが、出雲大社も60年に一度行っています。
あまり知られていませんが、以下の通りです。
『「遷宮」とは、本来、神様を従来の御社殿から新しい御社殿へお遷しすることを「遷宮」と言っております。しかし歴史的実際には、元の場所にそのまま全面的に建て替えたり、既設御社殿を御修造(修理)する際にも、一度、神様には仮の御社殿に遷っていただけなければなりませんので、「遷宮」の形となります。
出雲大社の場合、現在の御本殿はじめ境内の摂社・末社は延享元年(1744)の御遷宮の時の造営で、それまでは遷宮年のたびに隣地に建て替え造営が行なわれ繰り返されてきましたが、以後の遷宮年は御修造による遷宮としています。ことに、近代以降は、歴史的文化財建物「国宝」指定され、後世に伝える重要な使命をもって御修造遷宮を行なっています。
このご遷宮とは、ただ単にご神殿の佇まいを新たにするということではなく、それによって神様の御力が清新に若々しく蘇るー蘇生再誕をされるという重要な意味合いがあります。その御力を祈り、私たちも幸せのための〝生き直しの蘇生再誕〟のご縁に結んでいただくのです。』