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大和心

第177回 豊葦原の瑞穂の国-2

著者:小山一夫 / 公開日:2022-12-13

掲載準備版・未公開。公開日は元ブログの投稿日です。

神道において、大嘗祭や新嘗祭が最も重要な神事の一つになっているように 瑞穂という語は美しさと豊かさの象徴であるとともに、 古来、とても神聖な意味があったのです。

大祓祝詞には「我が皇御孫命は豊葦原瑞穂國を 安國と平らけく知ろし食せと事依さし奉りき」 とありますが、今回の原発事故などは、この神意に逆行する最悪の事件だと思います。

大地と生きとし生けるもの等が放射能に汚染され、長きにわたり穢れ(気枯れ)を残します。放射性物質の半減期は、たとえば セシウム137は半減期が30年、プルトニウム239は2万4千年、ウラン238は45億年。

この半減期ですが、単にその期間を経過することで半分になるという意味です。つまり半減期ごとに半分になる現象が繰り返されるわけです。ですので、半減期の10倍が経過すると 最初の約1千分の1まで減少することになります。気の遠くなるような話ですが、それが原発のリスクなのです。

単に発電コストが安くなるということで、原発を推奨してよいのか、本当の意味でクリーン・エネルギーなのか、等々、 現実を見てもう一度判断すべきでしょう。

私はこの豊葦原の瑞穂の国を 人が住めないような汚染地帯にするリスクを覚悟してまで 原発を維持し、また増設し続ける政策には、とても賛成できません。