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大和心

第207回 大和國一宮 大神神社-6(1/2)

著者:小山一夫 / 公開日:2023-02-15

掲載準備版・未公開。公開日は元ブログの投稿日です。

奈良県桜井市の大神神社は、大和國一宮です。

本殿はなく、三輪山を御神体としている日本最古の神社の一つです。

記紀には、この神社に関する記述が多くみられます。

それほど重要な意味を持つ神社だという事でしょう。

かの文豪・三島由紀夫氏がこの大神神社に参篭したことがあります。

『帰神の法を、一名又幽斎の法というのは、ふつうの神殿宮社で、祝詞供餞あって、神祗をいつきまつる「顕斎の法」に比して、霊を以て霊に対する法であるから、この名があるのである。また、帰神のなかにも幽顕があり、幽の帰神というのは、本人も気づかぬうちに霊境に入って、その精神集中によって霊感を得るもので、まして他人にはそのありさまは読めないから、いわゆる芸術家のインスピレーションなども、これに含まれ ると考えてよかろう。

これに対する顕の帰神が、ふつうに云う神がかりのことで、神の憑り坐したことはもとより、まわりの者にも明瞭に見てとれるのである。 又、幽顕それぞれに、自感法、他感法の別があり、我ひとり神霊に感合するのが前者であるが、私が列席した会は、いうまでもなく、この顕の帰神の他感法に依るものであった。

そもそも他感法には、審神者がおり、霊媒たる神主がおり、さらに正式には琴師がいて、六絃の琴を奏でて神霊の来格を乞い、審神者がお伺いを立てるのであるが、木村先生の厳父天快翁は琴師を廃され、審神者たる翁みずから、石笛を吹き鳴らされる法を興された。