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大和心

第267回 明治天皇御製  ちはやぶる 神の御代より うけつげる

著者:小山一夫 / 公開日:2023-07-16

掲載準備版・未公開。公開日は元ブログの投稿日です。

明治35年の御製です。

ちはやぶる 神の御代より うけつげる

國をおろそかに 守るべしやは

明治30年大英帝国のヴィクトリア女王の在位60周年記念式典がロンドンで行われました。その時日本からは明治天皇の名代として有栖川宮威親王が、伊藤博文元首相らを伴って参列しました。その際、首脳外交を担当していたのはソールズベリ侯爵ですが、彼が伊藤ら日本代表と会見したのは、わずか3分。如何に日本の存在感が薄かったかがわかります。

それから5年後、明治35年にロシアの脅威を真剣に受け止めていた両国は、ある条約を締結します。それが日英同盟です。日本一国ではとても大国ロシアに対抗できないと、明治天皇も案じておられたわけですが、この日英同盟によって多少安心されたことでしょう。

明治37年の日露戦争に際して、英国王エドワード七世は、妻の甥であるロシア皇帝に協力するのではなく、日本を側面から支えました。表向き中立の立場をとっていたため、金融支援は控えたものの、ロシアが英国で購入しようとしていた軍艦を英国海軍が引き取る等、側面支援を続けたのです。