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大和心

第293回 国学-神功皇后の肖像 3

著者:小山一夫 / 公開日:2023-09-15

掲載準備版・未公開。公開日は元ブログの投稿日です。

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神功皇后への賛美は、これらに留まりませんでした。理由ははっきりしませんが、切手にまで及んでいます。明治41年(1908)、初めて肖像画が採用された切手(5円切手と10円切手)にも、神功皇后の肖像が用いられているのです。

神武天皇ならばわかりますが、なぜ神功皇后だったのでしようか。

こちらは明治41年なので、日清戦争と日露戦争の後になります。この二つの戦争は地政学的な意味からも朝鮮半島に関係するものなので、三韓征伐の英雄である神功皇后が採用されても不思議ではありません。神武天皇は朝鮮半島に遠征していませんから。

事実、日清戦争開戦の年(明治27年)には「神功征韓の歌」などいくつもの軍歌が作られています。富国強兵と言いますが、神功皇后は紙幣などの富国面と、軍歌などの強兵面の両方にその名を残したわけです。

つづく