
「さて皇國は格別の子細ありと申すは、まづ此四海萬國を照させたまふ天照大御神の、御出生ましましし御本國なるが故に、萬國の元本大宗たる御國にして、萬の事異國にすぐれてめでたき」(「玉くしげ」)
「さてかくのごとく本朝は、天照大御神の御本國、その皇統のしろしめす御國にして、萬國の元本大宗たる御國なれば、萬國共に、この御國を尊み戴き臣服して、四海の内みな、此まことの道に依り遵はではかなはぬことわりなるに、今に至るまで外國には、すべて上件の子細どもをしることなく、たゞなほざりに海外の一小嶋とのみ心得、勿論まことの道の此ノ皇國にあることをば夢にもしらで、妄説をのみいひ居るは、又いとあさましき事、これひとへに神代の古傳説なきがゆゑなり」(「玉くしげ」)
皇統のしろしめす御國がゆえに皇國ということになるわけですが、日本書紀によれば、この「皇統」について凄い話が書かれています。
「自天祖降跡以逮于今一百七十九萬二千四百七十餘歳」
つまり天孫降臨後に179万2470年が経っているというのです。
倭姫命世記には、皇御孫命(邇邇芸命)が31万8543年、彦火火出見尊が63万7892年、彦波瀲武鵜草茸不合尊が83万6032年、それぞれ統治したとされています。これらを合計すると179万2467年となり、日本書紀とほぼ一致します。
もちろん、80万年とか人間の寿命とはかけ離れていますが、人間ではなく神ですから、不思議ではありません。むしろ神が死ぬことの方が問題だと思います。