
この一連の倭姫命世記の記述ですが、
皇御孫命(邇邇芸命)の31万8543年、彦火火出見尊の63万7892年、彦波瀲武鵜草茸不合尊の83万6032年を合計すると、日本書紀での神武天皇の言う179万2470餘年とほぼ一致し、また人類進化のプロセスとも関係しているように思われます。
古神道の見方では、皇御孫命(邇邇芸命)の天孫降臨によって神界から「直霊(神の直霊の分魂)」がもたらされ、ヒト(霊止)が誕生します。つまり四魂しか持たない動物が、一霊(直霊)四魂を持つ人間に進化したわけです。
いわゆる「ミトコンドリア・イブ」が生まれたのは、現在のアフリカ大陸の南西部(タンザニア・モザンビーク・ザンビアの辺り?)と言われています。古神道の世界では以前から、日本は世界の縮図だという考え方があります。確かに北海道、本州、四国、九州など世界の大陸とよく形が似ていますが、アフリカは九州にあたるそうです。そして「ミトコンドリア・イブ」が生まれた南西部は、今の宮崎県の霧島と宮崎市の間辺りに相当します。
これは驚くべきことかもしれません。なぜならそのエリアに、邇邇芸命が降臨されたという「竺紫の日向の高千穂の久士布流多気(くしふるだけ)」(古事記)あるからです。
日本書紀でも「日向の襲の高千穗峯」とありますので、記紀での矛盾はなさそうです。
天孫降臨の地と言えば、昔から熊本県内の高千穂と宮崎県の高千穂で、論争で繰り広げられています。どちらもそれなりの雰囲気を持っていますが、私的には宮崎県説を採用したいと思います。