明治37年御製
天地の なしのままなる 世のをしへ
まもる心ぞ 身のまもりなる
明治神宮の「365日の大御心」では、次のような口語訳になります。
「大自然の摂理そのままを、世の中の教えとして守る心こそ、身の守りとなるのである」

「天地の なしのままなる」とは「惟神の道」です。
神のまにまに生きること。それは自然との和、人々との和などの和魂の働きでもあります。
邇邇芸命は和魂の働きが強い大神ですから、その神意に沿って国の在り方を整えるならば、天皇の望まれる平和な世が訪れるものと思います。それは人間にも言えることです。
神にも人間にも一霊四魂があります。
一霊とは直霊の事です。
直霊は「省(顧)みる魂」とも言われるように、自らの心・行い・言葉等を客観的にみる働きです。
さらに四魂を統率する中心力の働きを以て、四魂(荒魂・奇魂・幸魂・和魂)それぞれを調和よく整えます。
本田学派の祝詞に
「荒魂の勇を以て諸々の災を祓い除き、和魂の親を持って親子・兄弟・夫婦・朋友に至るまで睦み合しめ、奇魂の智を以て奇霊なる己が天性を活かしめ、幸魂の愛を以て家を富まし壽長らしめ給ひ、子孫の八十続に至るまで弥益々に立ち栄へしめ給え」
とあります。
荒魂は勇魂、奇魂は智魂、幸魂は愛魂、和魂は親魂。
この惟神の道こそが、平和と幸福への道なのです。