明治37年御製
國のため あたなす仇は くだくとも
いつくしむべき 事な忘れそ

どこの国でも若者が戦争に駆り出される時は、それぞれの国の政府命令によります。勿論志願する人もいるでしよう。なので一概には言えませんが、それでも人殺しがしたくて戦地に行く人は少ないのではないでしょうか。
戦いの中にも慈しみと平和への思いが必要であるというのが、明治天皇のお考えでした。それは203高地戦の後の敵将ステッセルへの扱いによく表れています。それは世界各国で高く評価されました。武士道とでもいうべきでしょうか。海外ではきっと驚いたことでしょう。
大和心とは、大いなる和魂を意味します。
戦いを避けるのが最上ですが、もしも争いになってしまったとしても「いつくしみ」の心を忘れずに、武人としても務めを果たすのです。
乃木大将は、天皇の大御心を見事に示したと思います。
ステッセルは生涯、乃木大将に感謝していたと言います。彼もまた武人の心を持っていたのでしょう。