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大和心

第418回 蒼海窓閑話  副島種臣翁 9(2/2)

著者:小山一夫 / 公開日:2024-06-28

掲載準備版・未公開。公開日は元ブログの投稿日です。

フトマニハ霊交真根ノ義ニ非レバ其ノ義ニ通ズルコト能ハズ。乃チ世ノ譬ヘニ論ヨリ証拠ナルモノ也。総ジテフトヲ美称ナリト云ヘルコト聞ヘズ。フトハ言交ナルコトハ云フマデモナケレド人其ノ霊交ヲ見ルコト能ハズ聞クコト能ハズ云フコト能ハズ、ナムルコト能ハズニギルコト能ハズ踏ムコト能ハザレバ、其ノ霊魂ヲ活用シテ天地ノ真象ニ因テ之ヲ観ジ、万物ノ音声ニ因テ之ヲ察シ、天数ニ因テ之ヲ計ルノミ也。故ニ神明ノ之ヲ察シ之ヲ観ジ之ヲ算シ玉フノ精微ナルニ及バズ。然リト雖モ吾始祖ヨリシテ此ノ神卜法アリ。是ハ一朝一夕ノ尽ス所ニ非レバ又以テ之ヲ別紙ニ記載セム。其他本居平田ノ説説コトナカレ。固ヨリ此ノ卜法ヲ知ラズシテ書採ラレシモノナレバ、実事ニ於テ採用スルニ足ラザルコト多シ。故ニ今論セズ。』(「古事記神理解」『本田親徳全集』)

つまり神意を伺う際に必要な太占に関わる神として天孫降臨に随伴したと考えられる。

三種の神器は鎮魂の器械という事なので、それによって天皇が神界に通ずる力を養い、太占や帰神術によって神意を伺う。『天皇ノ御統(ス)玉神劍神鏡其他幣帛等ノ事ハ、一切太玉命ノ所轄ナリ』とは太玉命の役割についての記述。

天孫降臨に随伴する天石門別神は太玉命の子という説もあるが、その根拠は定かではない。

天石門別安國玉主天神とは、『古屋家家譜』によれば高皇産霊尊の系譜とあるが、天石門別神の神の別名という説もある。