神道と日本の記事一覧

大和心

第456回 本田霊学の継承-17(5/6)

著者:小山一夫 / 公開日:2024-07-23

掲載準備版・未公開。公開日は元ブログの投稿日です。

問  剛柔流の三体は、其の元素幾何ぞ。

曰  元素の数は五十、其の現体の用を為す者は二十五なり。而して天帝実に造化、不造化を合して之を為す。故に曰はく「天帝の呼吸する所は現体の呼吸する 所に非ず」と。

問  魂は顆を以て論ずるは何ぞ。

曰  四魂の元素は其の色相を説くのみ。其の実の元素は粒々顆々、其の数無辺無量無涯、幾億兆万有旬なり。各自ら神と称し中と称す。同色相感じて同感を倣し、異色相合して同抱を為し、亦猶一神のごときなり。上代之を称して天之御中主神と為す。神徳人に及ぶは実に是れ人の中なり。夫れ天の大物を造るは神の合抱之を称す。小物を造るは其れ神の小分之を称す。神は自由自在なり。人は体有りて未だ自由なること能はず。是れ之莫くんば栄養の原を憾む。身に妻あり。子有り。又君父有り。朋友交際の道有り。百年化して元素に帰す。未だ晩からざるなり。

と云っているのは、「神理解」の説の祖述を見ることが出来ると思います。唯副島の学問の根幹を為 しているのは漢学特に儒学でありますから、師説を承けて理解するに当っても、その傾向に従ったことは止むを得ない点でありましょう。

問  元素の神は如何。

曰  天御中主神・高皇産霊神・神皇産霊神・甘葦芽彦舅神・天常立神。 此の五神は実に精神の元素たり。故に称して別天つ神となすなり。

問  五神の用は如何。

曰  国書に云ふ所の和魂・幸魂・奇魂・荒魂にして、其の一魂は未だ之を揚言する者を聞かず。但し和魂は礼なり、幸魂は仁なり、奇魂は智なり、荒魂は義なりと説く。若し一魂を語らぱ、則ち一魂は一中為るなり。中の用たる大なり。蓋し中は猶道のごときなり。道を以てせんか、四魂の道は猶一魂のごときなり。是実に五元素の称号の興る所以なり。其れ実に四魂と為すも、亦未だ不可ならず。心臓の四竅の職は此れに之由る。

「蒼海語録」のこの章は「道之大原」の第十四章に、