「本田親徳研究」(鈴木重道氏)を参考に本田霊学の継承について御紹介したいと思う。解説については自説であり、本田霊学としての公式見解ではない。

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『本田翁が岡部の神神社に御逗留中の時の事である。当時の神職は三輪武氏であった。(現宮司、三輪和夫氏の祖父)氏も翁の門下であり帰神術の指導を受けられていた。偶々その研修日に、当時の著名なる人物の某氏が見学に列席した。その時、翁の令嬢薫子さんが神主となり帰神を行った処が、古典の書籍に現われて居る偉大なる大神が御懸りになられて、其の御名を告げられた。並居る人達も同様であったが、特に列席の某氏は特別な場合は兎も角として、普段の稽古に大神が御懸りになる訳は無いとして如何ようにも信じなかった。其処で実際に真神であるなれば何らかの実証を御示し願いたいと申し出たのである。
すると憑神は―勿論神主の手を使はれ―傍に置いてある火鉢 の内より火箸をとると、それを火鉢の縁に当てられた。すると突然物凄い閃光と共に炎々たる火炎が立昇り、 四辺を赫々と照り輝かしめる霊威を御示しになった。是の有様を見て参列の一同は余りの恐しさに身を震はせて平伏し、その疑心の不心得を詫びたという。なお其の火鉢の縁は桐製であったが、後より視るに全々焼焦げた跡は無かったので、一同は一層その神威の偉大さに驚愕したと云う事である (稲葉翁談)』(「顕神本田霊学法典」佐藤卿彦)