神道と日本の記事一覧

大和心

第608回 本田霊学の継承-85

著者:小山一夫 / 公開日:2024-11-04

掲載準備版・未公開。公開日は元ブログの投稿日です。

「本田親徳研究」(鈴木重道氏)を参考に本田霊学の継承について御紹介したいと思う。解説については自説であり、本田霊学としての公式見解ではない。

**********************************

『大審院の質問㋠及㋷に対して長沢は次の様に述べる。

㋠ 被告人ハ憑霊現象ノ発作スル場合ニ於テ、一種の凝塊ガ臍下丹田ヨリ咽喉へ昂上スル如ク感ジ、本意ニ反スル言動ヲ為サシムルコトアリヤ。若シアリトスレバ右ハ如何ナル生理上又ハ精神上ノ作用ニ因ルモノナリヤ。

〇 霊の憑依は大脳へ憑り、中脳及延髄より脳神経交感神経の作用にて全身に及ぶ者なれば、心臓に感じたるより此の観を起したる者と推測す。或は手の発動するより、手より憑ると思ふ者あれども非なり。大脳へ憑る故に強き時は自己の意識を失ふなり。憑霊の時は自己の意識にあらずして憑依の霊の意識なれば、自己の本意に反する言動をなすは当然なる者とす。本条は自己の霊魂と神霊と融合混一するにあらざるを証するに足る者なり。』(『本田親徳研究』)