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大和心

第638回 本田霊学の継承-100

著者:小山一夫 / 公開日:2024-11-25

掲載準備版・未公開。公開日は元ブログの投稿日です。

「本田親徳研究」(鈴木重道氏)を参考に本田霊学の継承について御紹介したいと思う。解説については自説であり、本田霊学としての公式見解ではない。

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『① 『本田先生は深山幽谷で修業をなし、田舎の寂しい一ツ家とか、奥深い神社などを選むで、最上の修業地とされて居る。是は従来の行者なぞの行り方である。大本の霊学は、神界から定められた霊地、下津岩根の地の高天原で修業する事であるから、何程喧しいでも、人家密集の場所でも少しも構はぬのである。』(「大本史料集成))

環境条件としてのこの項は、落ち着いた静かな環境であればいいという事。心と霊魂を鎮めるには、うるさいところよりも静かな場所や時刻を選んだ方が良いのは、いちいち理由を説明する必要もないだろう。

② 『一切の妄想を除去する事が一つ条目になつて居りますが、到底深山へ入つて見ても、妄想を除去する事は、肉体の在る限りは無理な注文である。不可能である。何人が実験されても、吾人の説が首旨〔肯〕されるのである。其の妄想を除去する迄に神人合一を行のが大本の霊学である。』(「大本史料集成))

一切の妄想を除去するのは、大変困難なことで直ぐにできるものではない。何人かが実験しなくとも容易にわかることだ。ただ雑念に振り回されていたら、とても鎮魂法はできないし、帰神術を行っても深い神懸など出来ようはずはない。ただ努力目標として、その方向に向かってゆこうという意志を持たなければ、いつまでも進歩はないだろう。

鎮魂法を修していれば、徐々に目標に近づいている感触が解るはずだ。そして一切の妄想が除去された瞬間がふっと訪れることがある。それが意識せずに、回数が増え、間隔が短くなってゆく。そのようにして、その境地が安定してくれば、真の鎮魂法、帰神術ができるようになってゆく。