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大和心

第691回 本田霊学の継承-128

著者:小山一夫 / 公開日:2025-01-03

掲載準備版・未公開。公開日は元ブログの投稿日です。

「本田親徳研究」(鈴木重道氏)を参考に本田霊学の継承について御紹介したいと思う。解説については自説であり、本田霊学としての公式見解ではない。

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前述したように、友清氏の大本離脱は天皇観の違いが大きかったようだが、彼の言う皇道は記紀の研究がそのベースになる。なぜなら天皇の権威は、古事記の天孫降臨の段にある邇邇芸命への神勅、そして日本書記の天壌無窮の神勅によって裏付けられているからだ。

これらが友清氏の皇道の土台となるわけだが、記紀がお伽話のような神話物語ではその権威付けにふさわしくない。そして宣長や篤胤の古事記解釈も、文明開化の明治時代では古典の域を出ず、精彩を欠く。一方、本田翁はあの時代に科学の知見を駆使して説得力のある古事記論を展開していた。友清氏は自らの皇道を構築する柱に相応しいと思ったはずだ。彼の皇道は、皇祖遺訓・皇祖遺法・皇祖遺制を基本要素として理論形成されてゆくが、それは様々な知識を寄せ集め重層的なものとなってゆく。

『友清が志向した「皇道」は、皇祖遺訓・皇祖遺法・皇祖遺制の三本柱からなっており、いずれも天皇を信仰の絶対軸とする皇道の完成に欠かすことのできないものと考えられていたが、中でも皇祖遺法は日本にのみ伝えられた皇道霊学そのものを指し、具体的には太占・鎮魂・帰神の二課を意味した。』(「新・日本神人伝」)