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大和心

第706回 神道を考える

著者:小山一夫 / 公開日:2025-01-15

掲載準備版・未公開。公開日は元ブログの投稿日です。

以前に書いた手記をここにアップしたいと思います。

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中国での「神道」とは、天上界を理想と説く宗教や民俗信仰等のことで、BC4~3世紀頃から使われている。

中国の神道が、神道という言葉を用いて明確に主張を始めたのは、2世半ばから3世紀(日本の弥生時代)。

「易経」(周代BC1046~)の観の卦の彖(たん)伝に、

「天の神道に観て四時たがわず、聖人は神道を以て教を設けて天下服す」。

*「聖」とは、「ひじり=霊知り」のこと。

*キリスト教、仏教など通常、宗教を称するときには語尾に「教」の字を附しているが

神道は「道」を使っている。他の理由もあって、神道は宗教ではないと主張する人達も少なくない。

日本で神道という言葉が使われだしたのは、日本書紀(720年完成)の用明紀と孝徳紀辺りから。

用明紀では、「天皇、仏法を信じて神道をも尊ぶ」。孝徳紀では、「天皇、仏法を信じて神道を軽んず」。

仏教伝来(538 or 552年)以前には、教義、経典、祝詞等何もなかったし、本殿も造られていない。

その頃の自然崇拝、精霊崇拝、祖霊崇拝の諸々を一括して、後世「古神道」というようになった。

用明天皇・・・第31代天皇(在位:敏達天皇14年/585年 - 用明天皇2年/587年)

孝徳天皇・・・第36代天皇(在位:孝徳天皇元年/645年)- 白雉5年/654年)

神道には本来、教義や教典はない。後世になって、古事記(712年献上)、日本書紀といった古典を規範とする 。

現代の神道では、天津神、国津神、祖霊を祀り、祭祀を重視する。

古代は、社なく、祝詞なく、今日のような祭式中心の儀式重視ではなかった。