戦後の本田霊学の継承に関する考察は、まず佐藤卿彦先生の紹介、そして佐藤先生の弟子達について、特に大久保藤男翁、横山信行氏、渡辺勝義氏を中心に、皇法の伝承、鎮魂法、帰神術をテーマに考察する。その後、佐藤先生と鈴木重道氏の著書等を参考として、佐藤先生による公式・正式幽斎の偉業を振り返りたい。

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佐藤先生の本田霊学に対する真摯な姿勢や考え方がよく理解できる。
鈴木重道氏は、佐藤先生の晩年の弟子だが、法術についてはあまり深く学ばれていないという。鈴木氏の「続一本の道」によれば、他感法の稽古は一回とある。これはその本を書かれた時点の話だから、その後に複数回稽古を受けられた可能性はあるが。
本来ならば複数回、普通幽斎の稽古を受けるよりも、公式・正式幽斎に参列した方が遥かに一霊四魂は浄化され、神に近づくことができる。しかしながら、鈴木氏はそれを理解していなかったようで、その点、筆者は残念に思う。もしそれに気づいていたなら、公式・正式幽斎に秘められた真価により深く触れることができたであろう。
ただ、本田親徳全集や本田親徳研究を読むと、相当深く研究されているのがわかる。鈴木氏の功績は、本田翁の多くの著作を公開されたこと、そして公式・正式幽斎への献身的な働きなど、本田霊学の歴史において計り知れないほど大きなものがある。ここに謹んで敬意を表したい。