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大和心

第738回 本田霊学の継承 戦後編-11(2/2)

著者:小山一夫 / 公開日:2025-02-07

掲載準備版・未公開。公開日は元ブログの投稿日です。

『本田親徳翁著「道之大原」解説(136頁)に、

「幽斎は霊を以て霊に対し、現(顕)斎は形を以て形に対す。故に幽斎は神像宮社無く而して真神を祈る。現斎は神像官殿有りて而して衆神を祭る。俗学蒙味にして古義を知らず。云々」と有るように、幽斎には神殿なく、儀式祭典なく、たゞ吾が霊魂を以て神霊に対する、いわゆる「霊対霊」の術があるのみである。鎮魂法、帰神術は共に之の幽斎の法である。

帰神術の幽斎の法は次の公式・正式・普通の三つに分けられて居る。

公式幽斎とは神界から直接の御命令で施行致すもので、天下国家に関する神々の御経綸(国家繁栄。治国済民の方策)を承り奉仕致すもの。

正式幽斎とは幽斎に奉仕致す審神者が神主を通じて(他感法)神界に於いて必要とされる御啓示を賜わって施行致すもので、神社奉祀の神界の幽の祓い行事はこれに属する。

普通幽斎とは神々の御経綸に奉仕する為の諸々の御注意を賜わる、或は質疑に対し個々に亘って御啓示を賜わるもので、本書発行についても度々御神意を伺い、解説についても明解な御教示を賜わって居るものである。』(「顕神本田霊学法典」)

通常行われる幽斎の稽古は、この普通幽斎である。公式・正式幽斎を行うに際しては、事前に準幽斎が行われる。そこで神界から様々な御指示(参加する者の氏名等々)を受けて、公式・正式幽斎に臨むことになる。