浦和の伊藤嘉英氏は神道と運命学に大変詳しく、筆者も古い行法をいくつか教えて頂いた。また薬酒も頂戴したが、こちらはとても飲める味ではなかった。伊藤氏はとても優しく親切な方で、佐藤先生を大変慕っていた。ご自分でも団体を持っていたと聞くが、詳しいことは分からない。
正野氏は友清氏が後継者にと望んだくらい霊性の高い方だったという。詳細は後述するが、帰幽後暫くして、大久保翁の願いもあって、佐藤先生が神事を行い、神仙界から正神界に移られたそうだ。
「レントゲンで透視するが如く」とあるが、これは佐藤先生も同様だった。先生の場合は、人間CTか人間MRIか。たとえば筆者が22歳の頃、来宮神社で、当日到着後から具合が悪くなり、座ることもできないくらい体調が悪かった。そこで先生に稽古を辞退したい旨申し上げたのだが、ともかく座りなさいと言われ、先生の前で座ることになった。隣の部屋にいる時は、座ろうとしても倒れてしまうほどだったのが、不思議なことに正座ができた。そのまま15分程祓いを受けたが、その後は急に体調が戻った。先生曰く、「腸カタルです」とのこと。翌日自宅近くの病院に行ったら最初は急性肝炎かも知れないということで採血。数日後結果を聞きに行ったら、やはり腸カタルだった。
また別の時だが、先生から筆者の肝臓の裏側に白い小さな塊があるが心配ないと言われた。後日病院でCTをとったところ、米粒大の脂肪の塊とかで問題なしとのこと。瞑目して向かい合うだけでなぜわかるのか不明だが、これも不思議な体験だった。