戦後の本田霊学の継承に関する考察は、まず佐藤卿彦先生の紹介、そして佐藤先生の弟子達について、特に大久保藤男翁、横山信行氏、渡辺勝義氏を中心に、皇法の伝承、鎮魂法、帰神術をテーマに考察する。その後、佐藤先生と鈴木重道氏の著書等を参考として、佐藤先生による公式・正式幽斎の偉業を振り返りたい。

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『小品集
㋑ 先生は、神主と問答を繰り返している中に、お憑りの御眷属と対話されていたのを側にいて、しばしば経験した。之は熱海来宮神社の事であるが、当日先生は、風邪の為高熱を押しての出席であったが、某神主が体を切った折、何か私の周辺に変化はないかとの質問に対し、神主は解らぬと答えた。後のお話であるが、座っていても、苦痛の状態であったが、御穂神社の御眷属武比古様が、終了迄体をさゝえいて下さった由である。』(「佐藤卿彦先生遺稿遺影集」)
筆者も帰神術中に質問された問の答えが、言葉にならなかったことがあった。だが先生は「それで結構です」といって次の質問に移っていった。後で伺ったところ、言葉にはならなかったが答えはあれでよかったとのこと。先生は御眷属と直接やり取りされていたわけだ。筆者にはとても真似はできないが。