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大和心

第878回 本田霊学の継承 戦後編-87

著者:小山一夫 / 公開日:2025-05-28

掲載準備版・未公開。公開日は元ブログの投稿日です。

戦後の本田霊学の継承に関する考察は、まず佐藤卿彦先生の紹介、そして佐藤先生の弟子達について、特に大久保藤男翁、横山信行氏、渡辺勝義氏を中心に、皇法の伝承、鎮魂法、帰神術をテーマに考察する。その後、佐藤先生と鈴木重道氏の著書等を参考として、佐藤先生による公式・正式幽斎の偉業を振り返りたい。

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『㋻ 之も月見里神社祭典の帰途、車で先生を静岡駅迄お送りの折、鎮魂についてお尋ねした事があった。先生は悟りですよとのお答えであったが、何か釈然としないので、悟りとは何かと質した所、無ですよとの御返事であった。 之は大変重要な事であり、年々その意味の深さを感じる様になった。更に現象的には如何でしょうかとお伺いの所、貴方はもう既に、鎮魂に於ける霊肉分離は、していますよとのお答えであった。

当時私は、自己の霊魂が石に鎮まり、宇受売大神の御力により、空中に抜けたりする経験は度々繰りかえしていたが、私には、何かこの上の境地がある様に思われ、執拗にお願いした所、実は、空中に抜けたその奥に、更に大きな玉状の神界があり、この中に、自己の霊魂を鎮めなければ、究極のものは握めないと、言う御説明であった。之を目指して、現在迄実施しているが、一、ニ度は、この境地になった事はあるが、相変らず苦心している次第である。』(「佐藤卿彦先生遺稿遺影集」)

筆者も先生に「霊肉分離ができていますでしょうか」と何度か聞いたことがある。瞑目して鎮魂している時に、光の玉が見える時がある。ところがその後それが見えなくなり、周囲が暖かな優しい光に包まれた感じになる。先生曰く「光の玉が見えているうちは、まだ神界に入っていません」とのこと。つまり見えていた光の玉が見えなくなると同時に、柔らかな光の中に中に吸い込まれたようになった時、或いはふっと次元が変わった感覚になった時が神人合一の状態なのだ。

これが鎮魂の度に毎回そうなれば理想なのだが、中々上手くいかない。