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大和心

第888回 本田霊学の継承 戦後編-92

著者:小山一夫 / 公開日:2025-06-03

掲載準備版・未公開。公開日は元ブログの投稿日です。

戦後の本田霊学の継承に関する考察は、まず佐藤卿彦先生の紹介、そして佐藤先生の弟子達について、特に大久保藤男翁、横山信行氏、渡辺勝義氏を中心に、皇法の伝承、鎮魂法、帰神術をテーマに考察する。その後、佐藤先生と鈴木重道氏の著書等を参考として、佐藤先生による公式・正式幽斎の偉業を振り返りたい。

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『「神伝秘書」の厳粛荘重なる文章を読むにつけ、 「難古事記」巻六に、

此ノ神懸ノコト本居平田フ始メ名ダタル先生達モ明ラメ得ラレザリシ故二、古事記伝、古史伝トモニ其ノ説々皆誤レリ。親徳拾八歳皇史フ拝読シ、此ノ神法ノ今時二廃絶シタルフ慨歎シ、岩窟二求メ草庵二尋ネ、終二三拾五歳ニシテ神懸三十六法アルコトフ覚悟り、夫レヨリ幽冥二正シ現事二徴シ、古事記日本紀ノ真奥フ知り、古先達ノ説々悉ク皆謬解タルフ知り弁ヘタリキ。

と記された一文を想起するのである。即ちその志を立てた所以のものは、幕末の国事多難の時に当り、幕閣諸候の方針一定せず、攘夷と叫び開国を説き、確固たる方策の樹立なきを慨し、古昔神憑により国家の重大事を質し国是を決定したことを皇共に読み、この神法の復古を志したのであって、帰神の法術こそ本田霊学の根幹であることを知るのである。』(「本田親徳研究」)

本田霊学継承者の立ち位置の違いは、その方の立場だけでなく、その時の世界情勢や国内状況にも関わってくる。本田翁は、まさに日本史の一大転換期に遭遇され、神界から大いなる使命を与えられた。これから先、世界がそして日本がどうなるのかはわからないが、もしもこの本田霊学が失伝してしまったとしたら、本田翁のような大天才が再び登場するまで、どれほどの年月を待たねばならぬことか。その意味でも残された者たちの責任は重いと思う。