本田親徳翁の「鎮魂法と帰神術」について考察したいと思います。

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本田翁はこのような記紀の記述から、当初、幽斎の法がどのような構成によるかを研究されたのだと思われる。(「故ニ今皇典ニ拠テ其由来ヲ述ブ」)
その結果、翁は幽斎の法にいくつかの種類があることに気付く。
1.鎮魂には「みたましずめ」と「みたまふり」の二つがあること
2.(帰神術に)他感法と神感法があること。
3.(帰神術に)神に問いかける自感法があること。
4.他感法が、琴師、神主、審神者の三員制で行われていたこと
これらは大別すると、鎮魂法と帰神術、そして審神者の法に分けられる。
1.鎮魂法は、「みたましずめ」と「みたまふり」。
2.帰神術は、神霊に通じその神意を伺う方法であり、具体的には、①顕界から能動的に行う方法(自感法)と、②顕界で受動的に行う方法(他感法)、③神の側から行う(神感法)がある。
3.審神者の法は、帰神術や鎮祭等の際に重要な役割を果たす審神者に必要とされる「法」である。
ここまでは記紀から読み取れるわけだが、各々どのように行うのか、それを本田翁は「岩窟二求メ草庵二尋ネ」て修行され、再興されたわけだ。以下、佐藤先生の著書、岩波文庫古事記と小学館日本書紀からの引用を詳解する。ここでは例示だけだが、巻末に解説を置いたので、詳しくはそちらを参照願いたい。