本田親徳翁の「鎮魂法と帰神術」について考察したいと思います。

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神ならば、「神の法」である鎮魂法の修行など必要ない。しかし人間が代行する場合は、まず神人合一し、神界の許可を得て、神の働きである「みたましずめ」と「みたまふり」を行う事になる。
具体的には、自感法を駆使して神人合一し、神界にて御神霊の御降臨を願い、その後己れの鎮魂力を用いて
1.御神霊を神籬(御霊璽や神籬、鎮魂石等)に鎮祭する。
2.他感法の際に御神霊を神主に転霊する。
等、それぞれの方法で行う。
さらに審神者として幽斎に参加する場合には、様々な役割を担当しなければならない。
本田翁は、『帰神ニ重要ナルハ審神者トス。其人ニ非レバ即チ能ハザル者也。其注意周到ニシテ胆力アリ、学識アリテ理非ヲ明ニスルニ速カナルヲ要ス。』として7項目を「神伝秘書」に挙げている。
つまり鎮魂法に際しては、審神者は生き石に御神霊を「みたましずめ」して、それを修行者に授ける。また帰神術(他感法)に際しては、神界の許可を得て御神霊の降臨を願い、その神気を神主に転霊し、神主を神人合一へと導く。御霊璽や祖霊社をつくる際にも、審神者の法を用いる。
このように、審神者は帰神術のみならず、幽斎全般に於て要となる。
では「顕神本田霊学法典」の本文に戻って細かく見てゆこう。