本田親徳翁の「鎮魂法と帰神術」について考察したいと思います。

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『第三編 鎮魂法について
鎮魂の字句は「古語拾遺」に「几鎮魂之儀者天鈿女命之遺跡」とあるのが見える。是の外については後述(第三編第三章第二節及び第三節)致すが、現今世に伝えられる鎮魂は、大凡そに次の三つと思われる。
一 祭事鎮魂
二 行事鎮魂
三 幽斎鎮魂
第一章 祭事鎮魂
これはその人の為めに行われるものである。
鎮魂祭は、宇気伏(ウケフセ)の伝と布留辺(フルベ)の伝とあり、此れを兼ね行はれる儀式で古来宮中に行わせられて居る年中行事の一儀式と云う。なお此の儀式には「玉結びの法則」も加えている。玉結びは、記紀その他には明記してないが、宮中の御儀には古来より行わせられる。
「江次第」、「貞観(デョウガン)儀式」等に載せられている。之れを御玉緒(ミタマノヲ)の緒を結ぶと云う。
伊勢物語=おもひあまり出(イデ)にし玉のあるならむ 夜深く見えば魂むすびせよ
源氏物語=なげきわび空にみだるる吾魂をむすびとどめよ下(シタ)がひのつま