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大和心

第971回 本田霊学の鎮魂法と帰神術について-51

著者:小山一夫 / 公開日:2025-08-14

掲載準備版・未公開。公開日は元ブログの投稿日です。

本田親徳翁の「鎮魂法と帰神術」について考察したいと思います。

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日本書紀によれば大三輪之神は『吾は是れ汝が幸魂奇魂なり』とある。つまり大国主神(日本書紀では大己貴神)が自らの分魂を三輪山にお鎮めになったとのこと。これは神の鎮魂であり、分魂を鎮めることを説いたもの。この分魂を鎮めるというのは、我々が鎮魂石に自らの分魂を鎮めるのと同義である。

この大神神社のご祭神・大物主神については、古事記ではどの神か特定されていないが、日本書紀の「吾が幸魂奇魂なり」という説が広く知られている。しかしながら新任の出雲国造が天皇に対して奏上する寿詞である出雲国造神賀詞には「和魂」との記載がある。これは古来、天皇の認めるところなのでそれなりに有力な説だろう。

ただ大神神社の公式サイトには、ご祭神を大物主大神として、四魂のいずれかは示されていない。昭和46年7月9日に大神神社にて行われた公式幽斎(審神者・佐藤先生)の場で、当時の中山和敬宮司が大神神社総監の御神霊に「当大神神社の御祭神の御神名に就き、大国主命の和魂。大国主命の幸魂、奇魂と、両様に伝承されて居りますが、此の和魂と、幸魂、奇魂 との御関係に就いて御啓示を賜りたく存じます」(「古法式幽斎記録撰」Ⅳ)と質問された。つまり神社側としても近代まではっきりとわからずにきたということだ。