神道と日本の記事一覧

大和心

第982回 本田霊学の鎮魂法と帰神術について-58

著者:小山一夫 / 公開日:2025-08-25

掲載準備版・未公開。公開日は元ブログの投稿日です。

本田親徳翁の「鎮魂法と帰神術」について考察したいと思います。

************************

扨、渡辺勝義氏の「古神道の秘儀」に、鎮魂石についての記述がある。

『石は神社境内や山、河原、海岸等の出来るだけ清浄な場所で選び、直径約一・五−一・六センチ位の円形の黒い生き石を求める。生き石というのは、石の組成密度が高く硬質で生きた石(オーラを発している石)と思えばよい。もろく、すぐ砕けそうな、また軽い石は駄目である』

渡部氏は佐藤先生の元で共に学んだ後輩なので、あまり批判めいたことは書きたくないが、彼の著作の内容が本田霊学の正しい説だと思われては困るので、目についた範囲で訂正を試みたいと思う。もしも彼が佐藤先生から審神者の法を伝授されていたら、この様な間違いはなかったと思う。

まず生き石の選び方だが、これは審神者にならないと正しい選別は出来ないだろう。

佐藤先生は掌に石を乗せるだけで、生き石かどうか、穢れているかどうか等々即答されていた。もっともそれは筆者達に指導するためであったようで、日頃は一瞥しただけで判断されていた。

筆者も数年前に岩笛や鎮魂石用の石を入手したので、生き石かどうかの判定を試みたが、その時になるほどと思えることが多かった。神の正邪や品位等を判別できないようでは審神者の資格はないのだから、まして石や岩笛が生き石かどうかなど、わかって当然だということだ。