本田親徳翁の「鎮魂法と帰神術」について考察したいと思います。

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次の『一週間程後に神気が充実し石が輝き出したら御神名を奉唱し鎮めて』(「古神道の秘儀」)だが、これも間違っている。
差し上げる方によって鎮まり易さが歴然と違う、と佐藤先生から伺っていたが、実際に経験してみると、その通りだということがよくわかる。
伊勢大審神者である佐藤先生でも一週間かかるのだから、我々がどんなに頑張っても10日以上かかるのは当然だと思う。10日というのは楽だった場合で、難しかった場合は2週間以上かかるものだ。これは神意によるものだと思う。
石が輝きだすというが、これは光が凝縮し始め、ついには輝きが玉状になることでわかるものだ。渡辺氏はそこで『御神名を奉唱し鎮めて』というが、これも誤り。それでは、それまで何をしていたのか、ということになる。
他感法の場合、審神者が御懸りになる御神霊を指定することは神理に即していない(特別な場合には例外的に許されるが、極めて稀な事である)。しかし鎮魂石を作る場合には、当初から天宇受賣大神を鎮祭することが決まっているわけだから、冒頭から指定するのは当然であり、恰も後付けのように『御神名を奉唱し鎮めて』というのは誤っている。何も知らないとはいえ、全くお話にならない。