『此神憑り百首は長澤翁が審神者、相州雨降山麓大山神社武栄太夫宮司が神主を務められ昭和元年より昭和四年迄の間に神憑りして得られた神歌であり、昭和九年春に武氏が発刊したものであります。』(「顕神本田霊学幽斎記録篇」佐藤卿彦述)

神懸百首より
審神者長沢雄楯翁。 神主武栄太夫(大山神社官司)
(「顕神本田霊学幽斎記録篇」)
五十三 術も無き あらぬ沙庭の 嚮導には 横さま道を 踏みや迷はむ
沙庭=斎み清めた場所。神意を審察する人・神命を承る人・審神者。
嚮導=みちびく。道じるべ 横さま=道理にそむくこと。よこしまなこと。
解 神術が未熟な審神者の教導では正神の憑霊でなく邪霊の憑依で邪な道に踏み迷うことになろう。審神者は「実神なるや偽神なるや弁ぜずばあるべからず」が出来 なければならない。