本田親徳翁の「鎮魂法と帰神術」について考察したいと思います。

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佐藤先生に頂いた祝詞に次のように書かれている。四魂の人間界に於ける働きを簡潔に示している。この内容は教育勅語にも通ずる。
「荒魂の勇を以て諸々の災を祓い除き
和魂の親を以て親子、兄弟、夫婦、朋友に至るまで睦み合しめ
奇魂の智を以て奇霊なる己が天性を活かしめ
幸魂の愛以て家を富まし壽長らしめ給ひ」(佐藤卿彦先生「日拝祝詞」)
『教育勅語の解説は些か憚る処であるが、本田翁の説、一霊四魂の用きを具に述べられて居り、その申して居られる処は何人も実行して然る可き条と思い、四魂の用きの文を記したものである。
和魂=父母に孝に兄弟に友に、夫婦相和し、朋友相信じ
幸魂=恭倹己れを持し博愛衆に及ぼし
奇魂=学を修め業を習い、以て智能を啓発し徳器を成就し
荒魂=進んで公益を広め世務を開き、常に国憲を重じ国法に遵い、一旦緩急あれば義勇公に奉じ
斯の道は、実に我が皇祖皇宗の遺訓にして(中略)其徳を一にせんことを庶幾う、が遺法にして、四魂の用きの条が遺制と申せよう。』(「佐藤卿彦先生遺稿遺影集))
一霊四魂についての最も詳しい説明は、「霊魂百首」(「本田親徳全集」「本田親徳研究」)を参照されたい。機会があれば、この書についても解説したいと思う。