本田親徳翁の「鎮魂法と帰神術」について考察したいと思います。

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『或る兄弟子が「審神者としての稽古のために会にもそろそろ顔を出しなさい」と何度も私にすすめられたが遠慮し、かつ用心しながら、ただ本田親徳の霊術の真髄を学ぶためだけの目的で佐藤師にのみ、師が倒れる十日前まで七年間に亘って霊術の稽古を真剣に受けたのである。』(「古神道の秘儀」)
渡辺氏はこのように書いているが、この姿勢が彼の道を誤らせたのかもしれない。
「或る兄弟子」とは大久保翁のことだが、後日、大久保翁が筆者に「他人の稽古をみないと生長しないのに、、」と言われたのを思い出す。これは渡辺氏のことだが、「惜しいですね」とも。
やはり自分を客観視するためにも、様々な方の稽古の場に同席した方がいいと思う。渡辺氏は7年間の間に何度も佐藤先生宅の出入り禁止になったが、本人にはその理由が理解できなかったに違いない。彼は後輩だが、大変熱心な方だっただけに、筆者も残念でならない。