神道と日本の記事一覧

大和心

第1171回 本田霊学の鎮魂法と帰神術について-192

著者:小山一夫 / 公開日:2026-02-27

掲載準備版・未公開。公開日は元ブログの投稿日です。

本田親徳翁の「鎮魂法と帰神術」について考察したいと思います。

************************

『第八章 神術研修の本意

神術である鎮魂法、帰神術を修めるのは、奇蹟や不思議な術を体得することを志とす可きでなく、その本旨は神典と国史とを根拠として、専らその法則に随って研修し、神霊の儼存の事実を確認して、その尊厳を体得し、幽冥界の幽遠微妙である事情を知得し、惟神(かんながら)の大道を了解する事に有るのである。故に本田翁は“道之大原(解説一四二頁)”に「霊学は心を浄むるを本と為す。皇神鎮魂を以て之が主と為す。百姓尊奉して真心を練るべし」と述べられている。故に要は「直き正しき精神を養なう」ことが霊学修業者の心掛けるべき、その根幹である事を了得すべきである。

以上をもって鎮魂法、帰神術の神法に就いての大要は残らず詳述致したが、なお一層学術面に渉って詳解を致すよう思考している。』(「顕神本田霊学法典」)

霊肉分離も分魂も神界の許可がなければ不可能だ。故に、私利私欲から離れられなければ、本田霊学の修行が実を結ぶことはないだろう。神道は文字通り「神の道」なので、神に通ずる道として浄心、敬神、誠を育んでゆくことが大事なのだ。

佐藤先生に、孔子はどうですかと聞いたことがある。

先生は、『「心の欲するところに従って、矩(のり)を超えず」(為政第二の四)は良い言葉ですね』と言われた。筆者もその通りだと思う。(「矩」を「神の道」と解釈することになるが)