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大和心

第1178回 本田霊学の鎮魂法と帰神術について-196

著者:小山一夫 / 公開日:2026-03-05

掲載準備版・未公開。公開日は元ブログの投稿日です。

本田親徳翁の「鎮魂法と帰神術」について考察したいと思います。

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『⑷ 稲葉翁の父君と本田翁とは非常に昵懇(じつこん)の間柄であったとの事である。本田翁は当時(明治十五年頃)、御穂神社に居られない時はいつも清水市入江新富町の稲葉家の寓居に起居されて居られた。その頃は稲葉翁は子供(九歳頃)であったが、本田翁と父君が霊学の事や、其の他一般的の雑談をなされて居る時、いつも側で解らぬ乍らも両人の話を聞いている事が多かった。本田翁が「お前にも此の様な話が判るか」と笑いながら言はれたことも覚えて居ると筆者に語られた事がある。

右の様な或る一日、いつもの如く翁と父君と談話をなされて居られた処へ、御穂神社より用件があり稲葉家を訪ずれた人が有った。ところが、翁と父君が何かと話合って居るのを見てアッ!と云って驚き翁の顔を眺めて居るので、父君が「何を驚くのか」と尋ねた処其の人の曰くに「いや今社務所に居られる本田先生のもとに何人か来客があり、其の人々と種種談話されて居り、霊学上の話も出て、私も聞きたいのでしたが時間の都合上船(三保―清水間の渡舟)へ乗らねばならぬので、こちらへ伺がったのですが、此所にも本田先生が居られたので、これはどう云う訳かと驚いた次第ですが」と申すと、翁は「其れはワシの分身が向うで話をして居るのだよ」と云って笑って居られたとの事があったと。これも稲葉翁の物語である。』(「顕神本田霊学法典」)