本田親徳翁の「鎮魂法と帰神術」について考察したいと思います。

************************
『「一切の妄想を除去し、感覚を蕩尽し、意念を断滅し、一意我が霊魂の宇宙の大元霊天乃御中主神の許に到ることを期す」(「皇道大本略説」)のでなければならないと指導した。
これは本田・長沢の教えそのものであり、「教主〈王仁三郎〉の神懸りとこれに伴える霊学霊術の研究とは、全部本田先生の霊魂異玉彦命の指導」(同前)と考えていた浅野にとっては当然の指導だったが、じつはこうした本田・長沢式についても、王仁三郎には異見があった。』(「新・日本神人伝」)
いずれにせよ当時の大本で本田霊学の鎮魂法帰神術が正しく行われていなかったことは明らかだ。筆者はこの一連の文献を読んだときに、2000年近く前のある状況を再現したかのような印象を持った。