本田翁はこの三大学則を以て真神の霊・力・体について天・地・人との関係を教示するため「道之大原」並に「真道問対」に於いて「神術」に因り解明致したものと拝察いたすものである。』(「顕神本田霊学法典」佐藤卿彦述)

原文
天主創造一物、悉因カ徳、故善悪相混美醜互交
訓
天主一物を創造す、悉く力徳に因る、故に善悪相混じ美醜互に交る。
解説
天地創造の神を造化の御三神と称え上げ、始めに天主(天之御中主神)あり、本田翁は天主を「中心力」と説かれている。この中心力は易の太極に比る事とすると此れのみでは活動がない、相反する性質をもつ陰・陽二種の気によって始めて活く作用を生じるものである。これについて翁は高皇産霊神(張力・神光)と神皇産霊神(圧力・神温)の加減、即ち御活動に依って作用を起すものであると説かれた。此の「三つ」の力徳(活き)に変化を生ずるために、その必然の結果として、善悪・美醜(長所・短所)等を生じて来るものである。
総て空間の中に存在するものは経(たて)と緯(よこ)組織とに依って成り立って居るが、此の経と緯の強弱によって、いろいろな相(姿)を生じて来ると同様に陰・陽、張力、圧力の差、即ち強弱に依り種々な形体(相)を表わすものである。
(「顕神本田霊学法典」佐藤卿彦述)