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大和心

第1278回 本田霊学の鎮魂法と帰神術について-263

著者:小山一夫 / 公開日:2026-06-09

掲載準備版・未公開。公開日は元ブログの投稿日です。

本田親徳翁の「鎮魂法と帰神術」について考察したいと思います。

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ところで、友清氏が長沢翁から鎮魂石を授かる可能性はあっただろうか?筆者は、まず無いと思う。なぜなら長沢翁の審神者で「友清氏は妖魅界の神憑りなので信用できない」という結論だったからだ。当時も今も鎮魂石は、神主が審神者から繰り返し幽の祓いを受け、その霊魂がある程度浄まったことを確認してから授けられるものだからだ。

なぜかと言えば、それは鎮魂石に天宇受賣大神の御分霊が鎮斎されるためだ。つまり離遊の運魂である自らの一霊四魂を先ず身体の中府に鎮めることで安定させ、しかる後に鎮魂石へ向かって鎮めるのが、本田霊学の鎮魂法なのだが、もし自身が穢れ多き状態ならば鎮魂石もまた穢れてしまう。その結果、穢れを避けるために天宇受賣大神は神上がってしまうのだ。

一例をあげると、渡辺勝義氏が一度不注意から鎮魂石を穢してしまい、鎮まりし御神霊が神上がってしまった。その時に先生は「今は渡辺さんの霊魂しか鎮まっていません」と言われた。

従って、妖魅界の神憑りであった友清氏が鎮魂石を授けられたとはとても思えない。

故に氏の著書を見る限り、鎮魂に際しての諸注意に触れていないのも当然だと言えよう。なお中野与之助氏も長沢翁由来の鎮魂法を指導していたが、こちらは羽二重と金襴の袋で2重に石を包んでいる。以上の事柄を知らない友清氏が、長沢翁から鎮魂石を授けられていないのは間違い。