本田親徳翁の「鎮魂法と帰神術」について考察したいと思います。

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古代から剣璽は陛下と共にあるのが大原則とされ、戦前まで天皇陛下が1泊以上の御旅行で皇居を離れる際、必ず侍従が剣璽を携えて随行していた。これを「剣璽御動座」という。
戦後は警備上の問題などから大幅に回数は減少し、伊勢神宮参拝に限って行われているようだが、原則は常に天皇陛下の傍にあるべきものとされてきた。
つまり神界に通ずる神器を常に傍らに置くことで、天皇陛下は意識せずとも鎮魂をなさってこられたわけだ。それにより陛下が国と国民の安寧繁栄を祈る宮中祭祀を行う上で、必要な霊力を養うことができようになる。
つまり三種の神器は、天皇陛下の祭祀にとって不可欠なものだといえよう。
昭和の入江侍従長の時代に、宮中祭祀は大幅に削減・簡略化され、その後も幾度か見直しを繰り返してきたため、現在の宮中祭祀はかつてと比ぶべくもない程に少なくなっている。
それでも現在、主要な祭儀だけでも24回あり、さらに毎月の旬祭には月に一度天皇陛下のご拝礼がある。またその祭祀の前に行われる数日間のご準備まで考えると、殆ど連日のように神々に接しておられるわけだ。