神道と日本の記事一覧

大和心

第1394回 真道問対(本田親徳翁)-12

著者:小山一夫 / 公開日:2026-09-08

掲載準備版・未公開。公開日は元ブログの投稿日です。

『序   佐藤卿彦述

「真道問対(シンドウモントウ)」は明治十六年と申す約百年以前に発表されたものであるが、神界に於ける弛(タユ)みない御神霊の活動が、神代から永久不変に行われて居る事の実証を顕わして、霊学研修者のために本田翁が残されたものと拝察いたすものである。

問対の言語は「短」にして「明解」に教示されているのであるが、星霜移り変りして、漢文を難解とする向きもあるので、本書発行に当たり「神意を伺い」訓読みと致し、簡単な解説を集録致したものである。

解説に就いては、本文の単語に含まれる表裏の薀蓄のある意義は筆舌に尽くしがたいものであり、且つ、長文に亘るので差し控えた。帰神術の神法を研修致す際に、必ず問対の意義を伺い、正しい解釈を頂いて本田霊学伝承の役を果たしたく努力致して居る次第である。

問者 副島種臣

対者 本田親徳

以後問を◎印  対を△印

解説 佐藤卿彦』(「顕神本田霊学法典」佐藤卿彦述)

◎何謂全力。

△動静凝解引弛分合也。

◎ 何を全力と謂ふか。

△ 動、静、凝、解、引、弛、分、合也。

解説

八力の内容を明らかにしたものである。天然に存在するエネルギーを動かす力、これを静止させる力。液体または気体が固体になる凝力、これを解きほぐす力。空間的に相隔った物体が互いに引き合う力、また弛める力。一つの力をいくつかに分ける力、同時にはたらく二つ以上の力と全く効果を等しくする一つの力即ち合力。等等八力の活動に依って万有の運化の毫差なき真神の力が発揮されていると本田翁は説かれている。