『本田先生の全遺著を概観いたしますと、教理の部門と法術の部門に分かれますが、教理の部門では産土百首と霊魂百首が先ず先生の霊学の序論を成して居り、古事記神理解と難古事記が表裏一体を成して本論を形成し、道の大原と真道問対が結論を成している様に考えられるのであります。随って産土百首と霊魂百首とは本田霊学の緒口であり大切な基礎でありますから、之を出来る限り深く研究いたしませんと先生の霊学に入って行けない。長沢先生の申される十二学科もこの序を為す両書のための大切な参考書に当るのではないかと思うのであります。』(「本田親徳研究」)

16、 産土の 恵みの露の 懸からずば 四方の草木の 何に育たむ
うぶすなの みぐみのつゆの かからずば よものくさきの なににそだたむ
産土乃恵乃露乃懸良受波四方乃草木乃何尓育多牟
17、 地を走る 獣や空を 飛ぶ鳥も み魂たまへる 産土の神
ちをはしる けものやそらを とぶとりも みたまたまへる うぶすなのかみ
地乎走獣也空乎飛鳥母御霊賜留産土乃神
18、 這う虫も 水行く魚も 産土の 神の賜もの 慈しみせよ
はふむしも みづゆくいおも うぶすなの かみのたまもの いつくしみせよ
這虫母水行魚母産土乃神乃賜物慈愛世与