2022-04-15 著者:小山一夫
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にんにくは身体に良いとか、いろんなXX健康法のような話が、昔からテレビや雑誌で盛んです。
結論を言えば、全ての人に共通して必ず良い体質改善作用を及ぼす食材などは、まず無いと言っていいでしょう。
全ての食材には独自の性質があります。
つまり、個々の食材は、個人の体質に何らかの影響を与えるものと考えられます。
それは体を温める性質であったり、逆に体を冷やす性質であったりと様々です。
細かく言うとキリがないので、中国医学では通常、概ね8種類に分類しています。
ですからマスコミに乗せられて、個々の食材を盲信し食事を偏らせるのは、健康を考える場合あまり誉められた話ではないのです。
あらゆる自然食材は、そのほとんどがまだ成分的に解明されていないと考えた方がいいでしょう。つまり個別に見た場合、既知成分よりも未知成分の方が遥かに多い事を知るべきです。
例えばにんにくですが、一部に制癌成分が確認されているから、それを以って即座にすべての癌患者に良いと断定するのは間違っています。
未知成分の中にその制癌成分を抑制する成分があるかもしれないし、もしかしたら制癌成分より強い発癌成分があるかもしれないからです。体質によって合わない人もいるでしょう。
つまり人体実験ではありませんが、実際に多数の例がなければ、然るべき判断など出来ないわけです。それを操作定義上の判断といいます。
化学薬品であれば、成分的にはその100%が既知であるため、効能に関しては、操作定義よりも概念定義が優先されています。
しかし自然物質は、逆に、未知成分の方が既知成分よりも多いため、概念定義よりも操作定義が優先されるべきなのです。
故に、食餌法については、私は2000年以上にわたって検証されてきた中国医学上の学説を信頼しています。