一般財団法人 野萩青少年育成財団

ヨーガとタントラ

先行公開・2026年10月11日

第3回 第3回 第1章 ヨーガのアイデンティティ

第1章ヨーガのアイデンティティ

1.ヨーガの語源

ヨーガという言葉の意味は、一般に「結ぶ」、「合一」などと説明されています。

ヨーガ研究の大家として知られる佐保田鶴治博士の著書によれば、馬と馬車を繋ぐ事が語源になっているようです。(「ヨーガ根本経典」P25)

ウパニシャッドには、先生のご指摘のように

「アートマンを車主と知れ。肉体を車、覚を御者、意を手綱と心得よ。賢者たちは、もろもろの知覚器官を馬とよび、諸知覚に対応する諸対象を道路とよんでいる。」

と、あります。(同書P28、カタ・ウパニシャッド3・3-4)

つまりヨーガの意味する「結ぶ」という対象は、このウパニシャッドの記述にひとつの答えをみることが出来ます。

でも実際にはそんなに簡単な結論ではありません。

30年近く前になりますが、この佐保田先生の御本を読んだ時に、まず「何と何を結ぶのか」という本質的な疑問を持ちました。

もちろん、このウパニシャッドの答えも説得力のあるものですが、アートマンとは何か、覚とは何か、意とは・・・と考えを詰めてゆきますと、どんどん迷宮に入ってゆくようで、とても難しくなります。

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