2022-04-28 著者:小山一夫
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第三の眼・あるラマの自叙伝(1979年講談社)
第三の眼とは、アジニァー・チャクラを指しますが、ヨーガをあまりご存じない方にも、この本はかなり読まれたようです。あまりポピュラーではないチベット僧の修行話なのですが、秘教的な、ややオカルトがかったストーリー展開は、東洋的神秘思想への興味をかき立てるものでした。
この本が英国で発表された時、読者の第一の関心は、著者であるロブサンランパの正体についてでした。真贋を含めた、さまざまな憶測を経て、最終的には実在しない架空の人間だということが判明しました。
ノンフィクション風の創作作品にしては実に真に迫っており、とても机上の想像だけで書けるような内容ではなかったのですが、真相はチベット旅行経験のない英国人の小説であり、その内容についても事実でないと断定されました。