2022-04-28 著者:小山一夫
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大悟された禅の老師で、信仰によって大悟すると説いた方はいたでしょうか?
達磨大師は仏像に向かって坐禅を組み、読経や儀式によって大悟されたのでしょうか?
達磨は恐らく当時最も釈迦個人の教えに近かった方だと思います。
それは皇帝との問答や少林寺での修行などを見ればよくわかりますが、果して後世の禅宗は達磨の教えを純粋に受け継いでいるでしょうか。
釈迦の教えの真髄は、いつしか表舞台から消えてゆきましたが、残された数少ない文献からある程度真実が明らかになっています。
スッタニパータなどの初期の原始仏典で、釈迦がなにを語ったのか?
そこに仏教本来の真髄があるといっても過言ではありません。
達磨が伝えたとされるのは、易筋経、洗髄経と坐禅です。
達磨については架空の人物だという説も有力でしたが、99年9月16日の朝日新聞に出ていたように、河南省で石碑と墓塔が見つかった事によって、再度議論対象となってきました。
仮に実在していたとするならば、達磨こそ理想的な修行者の一人だったといえるでしょう。
そして釈迦の教えにもっとも忠実な修行者だったと想われます。