2022-04-28 著者:小山一夫
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達磨大師といえば、中国の禅の開祖として有名ですが、どのような最後だったかは、あまり知られていません。
伝光録によれば、菩提流支と光統律師に5度毒薬を飲まされそうになりましたが、ギリギリのところで危うく難を逃れました。
そして、6回目の毒を飲まされそうになった時、達磨がその毒を盤石の上に置いたところ、たちまちその石が裂けたそうです。
その時、達磨は弟子への伝法を終えたことで自ら身を引こうと思い、坐禅をしたまま帰幽したとされています。
これを"毒殺された"と解釈する向きもありますが、本当の所はわかりません。ただ、敵対していたグループがあったことは間違いなさそうです。
度々毒殺されそうになりましたし、彼らに石を投げられて前歯を折られたりもしています。
この伝光録は日本曹洞宗の太祖、瑩山紹瑾禅師の提唱録です。
釈迦牟尼仏から始まって迦葉尊者などの西天二十八祖、そして中国に来た達磨を始めとし、東土六祖等を経て、道元とその弟子の懐弉に至る曹洞宗の流れをそれぞれの伝記を基に説明したものです。(全52章)